「俺が好きなのは、一生真白だけです。」





そう言った由樹の瞳は真っ直ぐで、顔が赤くなっていくのを感じた。





「んなの当たり前だ!!」





お兄ちゃん…




気持ちは嬉しいよ。





嬉しいから…




だから…





「もう、やめてあげようよ。」





呆れてきた私から出てきた言葉に、お兄ちゃんは私を見る。





う゛…




「お兄ちゃん。由樹は常に夢に向かって頑張ってるんだから。それに私、頑張ってる由樹、好きなの。」