「帰ろっか。」




そして、海を離れた。





ん…?





そういえば何か忘れてるような…




なんだっけ…




えっとぉ…





あ!!




「お使いは!?」




そう、お使い!!




そう真白ちゃんを見ると、




「あー…、あれ、嘘ね…?」




そう頬を染める真白ちゃん。




その時、携帯が鳴った。





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From:煌輝さん
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(non title)
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プレゼントだ。

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メールを見た瞬間、笑みがこぼれた。




ああ、そうか…




煌輝さんが…




俺は、“有難うございます”と、メールを送り、真白の手を繋いだ。





「帰ろっか。」




愛しさを噛み締めながら。