Snow-White





「お前が幸せにしないで一体誰が幸せにするんだよ。それとも他の誰かに任せられたりするか?」




俺は首を横に振った。




「嫌だ…俺が幸せにしたい。」




他の誰かなんかに任せられるかよ。




真白を幸せにするのは…




俺でありたい。





「俺さ、優斗が義弟ってのは親友だしなんか嫌だけどさ、由樹ならいいかも。」




そう言って笑った煌輝さん。




「俺、絶対に真白ちゃんのこと、愛し続けるし、手離しません。」




そう言うと、




「当たり前だ、そんなことしたら許さねぇよ!っていうか、真白の将来の姿妄想してニヤケてたやつが。」




げ…




バレてたのかよ…




けど、つい2人で笑っていて、気が付いたら涙は乾いていた。




すると、




「仕方ない!由樹にプレゼントをやるよ!」




と、煌輝さんが言った。




プレゼント…?