「どんな真白ちゃんも好きで…愛しくて…っ」 俺に向ける笑顔が、何よりも俺のパワーになる。 「愛しすぎて…欲が増えてく…っ」 そんな俺に煌輝さんは、 「俺の妹だからな。別に欲が増えたっていいじゃん。」 と、言った。 俺はつい、煌輝さんを見上げた。 「今側にいるのは由樹なんだからさ、自信もちなよ。真白が愛せるのは由樹しかいないんだから。」 そうだ… 今側にいるのは… 側にいられるのは、俺なんだ… 「過去に優斗がいても、未来にはお前しかいないよ。」