天然で天才で美「少年」で



なんのためらいもなく、ハル兄の胸へ、飛び込んだ。



「静久、久しぶり」



抱きあったまま、話す。



『うん!逢いたかったよぉ〜!』



「よしよし」



頭を、撫でてくれるハル兄。


この手が、大好きなんだ♪



『......』



「......そういえば、こんなとこにいるなんて、どーかした?」



『えっとね、サッカー部の見学に来たんだよ!』



「え?そうなのか?」