中学3年の秋ーーーー.....


「ゴメン、静久。俺、お前と同じ高校行くのもう、無理だ.....」



彼氏に言われた一言。

この一言で私の人生は大きく変わるコトになる。



『え、なんで.....?』



「俺、静久みたいにそれほど頭良くないし。それに、先生にも親にも反対されててさ.....。もう、無理なんだよ。ゴメンな、静久」



私の彼氏は、そう言って、去っていく。


待って!行かないで!


そう言いたいのに、私の口は動かない。



彼の姿は、もう見えない。

私は、静かに涙を流した。