好きだと気付いた時から、

バージンは彼にと決めていた。



初めての夜。

繋がった時、

彼とわたしに亀裂ができ始めた。

「本当に初めてなのか?」

何故なら、わたしが腰を振ったと言うのだ。

出血もなかった。

それ以来、

彼とわたしのセックスは、

彼の気が向いた時に、

一方的に終わる。

痩せろと言われているのに、

たくさん食べろと言う。

仕方なく食べ、その後、家に帰ると、

トイレで自分で手を口に突っ込んで、

食べた物を吐き出していた。

痩せたら痩せたで、

セックスが良くないと言う。

いつしかわたしは拒食症になっていた。