放課後は図書室で甘い時間を


「いえ…別に…」

「一応、保健室へ…。」

先生は心配そうな顔で、私にそう言う。
先生が保健室をオススメするから、具合悪いわけじゃないけど、一応行くことにした…けど。

「先生、俺桜のこと、保健室まで連れてくわ。」

…誰かがそう言いながら、席を立った。

「桑原くん。じゃぁ、お願いするよ。」

「はい。」と返事をして、楓君は、私へ近付いてくる。

「桜、行くぞ。」

「あ、え、あ…うん。」

私は、皆の視線を感じつつも、バレないようにスマホを制服のスカートのポッケにいれて、楓君と一緒に教室を出ていった。