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三限目終りの10分休み。
江梨子は、私と榎本先生の話ばっかり…。
「応援してるからっ♪」とか「どんなLINEしてるの?」とか「榎本先生も必死だね~…」とかとか…。
江梨子の頭にはそれしかないみたいだ。
自販機で、江梨子とオレンジジュースを買う。
「早く、桜と榎本先生付き合ってくれないかなぁ。…そう言えば、桜って最近綺麗だよね?いつもの事だけど。よりって感じが…。これも恋のおかげ…?」
オレンジジュースを飲みながら、江梨子はそう言う。
「…違います。きっと、新種の病気です…。」
「あー。“恋”という新種の病ですかー。」
ニヤニヤしながら、私をさりげなくいじる江梨子。
ていうか、まだ、好きか…恋かどうか分かんないんだし…。
はぁ。江梨子は相変わらず楽しそうだな…。
「まぁ、今日の放課後で全部分かるよね!!」
あ、江梨子には、放課後図書室でいつも会ってる何て言ってないから、知らないのか。
…これだけは、江梨子には言えない。
榎本先生のためにも、秘密にしておかなきゃいけない。
……二人だけの秘密。



