放課後は図書室で甘い時間を


朝のHR、担任の話を聞きながら、チラリと楓君を見ると、何かを真剣に書いてるみたいだった。

…何、書いてるんだろ…。

そう言えば、今日は…まだ榎本先生に会ってないな…。

…会いたい…。

…って、何で私は先生に会いたい何て思ってんの…。



「よーし、HR終りー。授業の準備しとけなー。」



担任はそう言って教室から出ていった。


すると、楓君は私の方へやって来て、小さなメモを渡した。


「…何、これ…?」

「俺の連絡先。メアドと電話番号、LINEのアカウント。LINEの方は、検索すれば俺の出てくるから。

…必要だったら登録しといて。」


それだけ言うと、楓君は教室から出ていった。
きっと、ストーカーの話を聞いて心配してくれたんだろうな…。


これって、登録した方がいいかな…。



「あ!!何それー!!…んー?メアドに電話番号?…LINE…。」



江梨子は、「誰の?」と言いながら、私の持っているメモを覗き込む。