「あ、お帰り桜…って…どうしたの…?」
「目が赤いじゃない…」と言いながらママは私に駆け寄る。
さっき、袖でごしごし拭いたから、目赤くなっちゃったんだ…。
「どうしたの?何か嫌な事でもあったの?」
「…ううん、何もないよ。」
「それなら、いいんだけど…。」
私は、ママに買ってきたものを渡して、
2階へと上がった。
***
「私、どうしちゃったんだろ…。」
自分のベッドに横になり、小さく呟く。
何で…涙何か…。
スマホを見ても、誰からもメールもLINEもきてない。
LINEのアプリを開いて、一番最初に目がつくのが、先生のアカウント。
“日向”
この名前の通り、先生ってお日様みたいに温かくて、明るい人…。
「…ひゅうが…」
って私、何先生の名前何か呼んじゃって!!
どんどん顔が火照りだしていく。
恥ずかし…。
もしかしたら、私、新種の病気かも…。



