「…ドキドキした?」
「ドキドキしまし……してないですっ!!」
笑顔の先生にドキドキしながらも、頑張って平常心を保つ。
ヤバイ、ヤバイ…。
ドキドキしました何て言うところだった…。
例え、本音でも、ドキドキしました何て
言えるわけがない。
恥ずかしすぎる。
***
家に着いた時は、6時半近かった。
「桜ちゃん、また明日学校でね?」
先生はそう言いながら私を抱き締めた。
「先生、何セクハラしてるんですか。」
「違うよ。…充電中。」
充電中…?
私を抱き締めて、スマホを充電できるわけないのに…。
先生は一体何を考えてるの…?
「スマホの充電だと思ってるでしょ?」
「…違うんですか?」
「俺は、桜ちゃん不足なの。もうちょっとだけ充電させてねー。」
私、不足…?!
待って、待って、待って…!!!!
私、心拍数が…!!
私の頭はばっふんと沸騰状態。
そんな私を見て先生はくすくす笑う。
「じゃぁ、LINEするから。また、明日学校でね?……桜。」
私の頭を撫でる先生は、手を軽くあげて
帰っていった。
急に抱き締められたり。
キスされたり。
頭なでなでされたり。
急に桜って呼んだり。
囁かれたり。
いろんな事で私をドキドキさせるんだ。
…これ以上、ドキドキさせないでよ…。
数秒、その場でフリーズしていた私。
先生と別れてまだ間もないのに、先生からもうLINEがきた。



