「あ、日向っ……えと、楓くんとメールを…。」


見るみる日向の顔が曇る。
あぁ…!!……日向がどんどん萎れてく…!!


「今日勉強会しない?っていうお誘いメールだったのっ…!!

だけど、私日向優先したいから、断ったよ。」


あぁ…日向の顔にやっと光が…!!
満面の笑みが本当に愛嬌があって。


母性本能と言うものがくすぐられる。



「そっか、俺のためにありがとね。
俺、朝食の準備してくるね。」


「うんっ。」



髪に少し寝癖がついてるのが何か可愛らしかった。