放課後は図書室で甘い時間を



***


「うっ…ひっく……ぐすっ……」

「はいはい、泣かないの。蜘蛛は退治してあげたし、……その……見てないから。」



見てなかったとしても、蜘蛛怖さにそんな格好とか忘れて……。

私の羞恥心がぁ……。


もう日向の顔見れない……。



「もう、泣かないの。」


頭をよしよししながら、私を抱き締める日向。

だけど、今は日向という名前が存在が、
あの事件を思い出させるのっ…。




「ぐすっ……うっ……っ……。」

「大丈夫だって。」



日向のためにも早く泣き止まなきゃっ。
ぐっと涙を無理矢理こらえる。


「泣き止んだ?」

「……………………………ぐすっ…ひっく…うっ…ん…。」



私なりに頑張った方だ。
よく涙を我慢した私!!


「よしっ。じゃぁお鍋食べよっか!!」


明るく言った日向に、私はコクコクと頷いた。