放課後は図書室で甘い時間を



「……やっぱり、そういう事だったんだね。」


聞き覚えのある声。
回りの女子たちは、なぜか顔が赤い。


「舞姫さん、立てる?」

「…………はい…。」


日向だった。

助けてくれたのは嬉しい…。けど…こんなにも早くバレるなんて、思ってなかった…。


日向は、女子たちには聞こえない声で私に言った。


「桜……バレてないとでも思った?」


嘘…。まさか……最初っからバレてたの……?


日向を見れば、とても…不機嫌そう……。
女子たちを睨み付ける日向。


「………悪いけどさ、こんなことするんだったら、俺君達とは喋りたくない。

……前のテラスで言った言葉もう忘れた?」


女子たちは唇を噛み締めて……私を睨む。


「……はぁ…呆れた…。
行くよ、舞姫さん。」

「え?!……あ…」


腕を引っ張られ、日向と階段を降りる。

「足、大丈夫?」と私を気遣いながら、ゆっくりと階段を降りてくれる。







………楓君ごめんなさい…。

日向にバレちゃった…。
もとから……知ってたみたいなの。