楓君が教室から出ていって数分。
江梨子が教室へ戻ってきた。
「あ、江梨子ー。晶人君とのお話どうだったー?」
「ふふっ、もうめちゃくちゃ楽しかったー♪…でもごめんね、桜。教室移動の時とか一緒に行けなくて…、」
「あー、もう全然大丈夫っ。」
「そっか………あ、あのねっ!!
榎本先生に桜の事呼んできてっ言われたんだけど……。何だったっけ?…図書室…?だっけかな。」
…図書室…。
いつもの……。
何かあったのかな……。
「多分、そこであってると思う。
私、行ってくるねっ!!!!報告ありがと!!」
「うんっ。楽しんでねー。」
江梨子の楽しそうな声色。
もう…本当にいじるの好きなんだから。
そんなことよりも、早く日向に会いたい…。
私は、廊下を走り、図書室まで急いだ。



