「216がどうしたの?」
「え?!…あ、えと、そう!!私が飲みたかったアールグレイティーが216円で売ってたみたいなのっ!!」
見苦しい嘘だなとつくづくそう思う。
「へぇ。アールグレイティー飲みたかったんだ~。」
「う、うんっ。」
あれ?バレてない?
嘘……良かった~。
「デートするとき、アールグレイティー作ってあげる。」
「え?!いいのっ?!」
「うん。良いよ。俺、紅茶とかさ、オリジナルでブレンドするの趣味だから。」
オリジナルでブレンドする……。
何かすごいな……。
でも、その特別な紅茶を私だけが飲めるって……嬉しい。
「彼女の特権ってやつだね。」
「うんっ。そうだね。」
「…じゃぁ、そろそろ御開きって所かな。」
一応ママには連絡しといたし、もうちょっと一緒に居たかったけど、
あのメールをどうにかしたかった私は、一緒にいたい反面家に帰りたいという気持ちもあった。
ミルクティーを飲み終えた私は、日向とカフェを出た。



