……楓君は、優しいよ…。
私も、多分楓君は言わないと思う。
秘密にしてくれると思う。
………だけど…嫌な予感がするの。
まぁ、今はそんなこと考えても無駄だから…。
「桜、時間大丈夫?」
「…うん。まだ大丈夫。」
日向は気遣ってくれてるのか、違う話に切り替えた。
「桜の好きな料理って何?」
「うーん…。私ね、ハンバーグとか、スコッチエッグとか好きなんだ♪」
「くすっ…桜らしいね。」
笑った…。
やっぱり…日向の笑顔、ドキドキする…。
ミルクティーを一口飲む。
口の中に甘い香りが広がる。
まるで、今の私みたい…。
ふと目が合う。
「どうしたの?」
「ん?……可愛いなって思って。」
可愛いって……、
日向ってさらっとそう言う事言えちゃうから……。
あ。ママに一応連絡しておこっかな。
「一応、ママに連絡しとくね。」
「あ、うん。分かった。」
スマホを見ると、忘れていたあのメールがまだ届いていた。
来ていたメール数はあり得ないくらいの数で。
うそ……。
に、にひゃっ……、
「216?!」



