教室に戻ると運よく先生は来てなくて、皆もまだ席についていなかった。
あ…。江梨子と楓君。
楓君と話してる江梨子に私は飛びついた。
「江梨子ー!!」
「あ!!桜!!おかーえりー!!」
「ふふっ♪ただいまー♪」
江梨子に続いて楓君も「おかえり」といってくれる。
「ふふっ…それでぇ?榎本先生とは何かありましたぁ?…………あれ?桜その首どーしたの?ここ赤いじゃん。」
明るかった江梨子の顔が急に心配そうな顔へと一変する。
楓君も心配そうな顔で。
「ホントだ、あけぇな。5限あたりまではこんなんなかったよな…。」
首…?赤い…?
何なんだろ……。
「ん~…、何かさぁ榎本先生に鏡見ろって言われたんだけど……何か付いてる?」
「うん。赤い痕が……」
楓君が心配そうな顔でそう言う。
江梨子は「赤い痕…首…」何てぶつぶつ言いながら何かを考えてる様子だけど…。
「……あ!!桜ちゃぁーん!!………それってぇ、キスマークだ・よ・ねぇ?」
ニヤニヤしながらどんどん距離をつめてくる江梨子。
「キスマーク…?…そんなことあるわけない………………?……あ。」
「ふふっ……でぇ?一体誰がつけたのぉ?…あの人しか考えられないよねぇ?」
楓君の目の前でこんなこと言うなんて…!!
もう…!!すっごい恥ずかしいんだけど!!
でもでも!!
あり得ないって…。いつ付けたんだって話になるから…!!
けど…あの変態日向さんなら有り得る…よね…。
赤い痕が付いてるんなら、日向といた時に付けられたって事しか考えられなよね…。
でも…一体いつ………
いつ?……生徒指導室………。
あ。あの時じゃん。



