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「あ、舞姫さん。……鏡見といた方がいいよ?」
生徒指導室を出てすぐに日向に鏡をオススメされる私。
いきなりこんなことを言って…。
急にどうしたんだろ…。
「い、や……もうチャイム鳴っちゃうし…。」
「見ないんだったら見ないでいいと思うけど。」
日向は何でこんなにも鏡を見ることをオススメするんだろう…。
顔に…ゴミでも付いてるのかな…。
だったら、取ってくれてもいいのに…。
すると、授業開始のチャイムが鳴った。
「あははっ!!チャイム鳴っちゃったねっ?…ま、まぁ…あははっ……授業頑張ってねっ。」
爆笑しながら、日向は私に手を振りながら職員室へと姿を消した。
私は…呆然としている。
私、そんな笑える顔してるのかな…。
もし、ゴミが付いてるんなら江梨子にとってもらえばいいし……。
鏡見なくても………まぁ、別にいっか。



