ある日のことだった。 鈴が掃除当番で大と二人で玄関で待っていたときだった。 「麻十、あいつ絶対何か隠してるよ。」 それは思っていた。 俺が家に遊びにいくと、いつも一緒に遊んでいたのに、最近はまったく遊んでいないのだ。 「鈴、好きなやつでも出来たのかな??」 そう口にだす大。 「そーいうのは本人に聞こうよ。 てか鈴遅くない??」 俺がそう言って時計を見ると、掃除が終わっててもおかしくない時間だった。 「教室行ってみよーぜ。」 そう言った大に続いて、俺たちは教室に向かった。