【完】私の彼は純粋くん。



怒ってないっていったら嘘になるけど、別に麻十には怒ってないし。
でも麻十は私が怒ってると思ってるんだよね。


「そりゃぁ、怒ってるよ...」


なんて言ってそっぽを向く。


「そーだよね...
本当にごめん。」


「...」


本当は怒ってないのに。
私は何をやってるんだか。


「琉李、どーしたら許してくれる??」


そんな悲しそうな目で見られると、許してしまいたくなる(元々許してるけど)。


今なら言える気がする。