「あなた茉李の娘だったのね!!
どーりで見覚えがあると思ったら...!!
茉李元気にやってるかしら??
私同窓会とか行かないから会ってないのよね!!
今度連絡するように行ってくれるかしら??」
どうやら母と色羽さんは知り合いらしい。
母に伝えると言うと、色羽さんは喜んでいた。
「母さん...
うるせぇ...」
そういって降りてきたのは、スウェット姿の麻十くん。
「あ、れ...!?
ささささ笹峰さん、なんで!?」
寝起きなのかな。
寝癖がついてて可愛らしい。
「お見舞い来たんだけど、麻十くん寝てたから起こしちゃ悪いと思って...」
そういって笑うと、麻十くんはいきなり私の手をとって部屋に向かった。

