「...??
あの、なんかついてますか??」
「そーじゃなくてね、なんか懐かしくなるのよね...
私琉李ちゃんと初対面のはずなんだけど...」
そう言ってますます悩む色羽さん。
「琉李ちゃんのお母さんっていくつかわかる??」
「母は今年42ですけど...」
そういうと色羽さんはずっと考え込んでいた。
「琉李ちゃん、ちょっとこれ見てくれる??」
そういって持ってきたのは、なんだか見覚えのあるアルバム。
「クラス多いから見るの大変かもしれないけど...
この中に琉李ちゃんのお母さん写ってないかな??」
そういわれて何ページかめくる。
「あ、お母さんだ。」
私の母、旧姓町浦 茉李(Mai)。母を指差すと、色羽さんはとても驚いた顔をしていた。

