「麻十くん...??」
一応ノックして声をかけてみたものの、起きてる様子はないので思いきってドアを開けた。
「うわ、綺麗な部屋...」
白に淡い水色や緑が使われている部屋は、一見女子の部屋と見間違えてしまうぐらい。
「麻十くん...」
声をかけてみたけどやっぱり起きる様子がないので、私は勝手に部屋を観察させてもらった。
部屋を観察していると、扉が開き色羽さんが入ってきた。
「麻十まだ寝てるの...??」
「はい。
一度声をかけたんですが起きなくて...」
まぁぐっすり眠れているのはいいんだけどね。
色羽さんは私の方をみて何故か悩んでいた。

