【完】私の彼は純粋くん。



「私、琉李にひどいことしてきた。
なのに、友達っていってくれて...」


ひどいこと...
きっと、麻十のことだと思う。


「鈴...顔あげて??」


「...」


「たしかに、鈴にされたことは許せないよ。
でも、鈴も麻十が好きならしょうがないと思う。
でもさ、さっきかばってくれてたんでしょ??
暁実が教えてくれた。
だからね、鈴...ありがと!!」


それにもう友達だし。
終わったことごちゃこちゃ言いたくない。


「琉李...ほんとありがと!!
こ、これからよろしくね...??」


「ははっ、何で疑問系なの??
これからよろしくね!!」


私と鈴は"友達"になれた。