愛でした





『なんだよ!何でもないって!』

慎が急に立ってあたしの方を向いて怒鳴る。

今は静かで教室中に慎の声が響く。

あたしも何も考えず、



『何よ!ホントのことでしょ!』


そしてあたしも立ってしまった。