「『白石、マイスウィートハニーよ。俺はお前に惚れてんだ』」
「『キャッ。雅紀ってば早く言ってよ~』」
中園達が、俺と白石の真似をしてんだろうけど、全然似てねーしそんなこと言ってねーし。
「ほら、写真撮るから2人とも並んで!」
「あっ、うん」
女子の言葉に白石が立ち上がった。俺も流れで立ち上がると白石が俺の隣に来る。
「どれくらいくっつく?あたしは腕組んでもいいくらいなんだけど!」
付き合う前、アタックしてくれてた時によく言ってたな。腕組んで写真撮ろーとかいつでも俺の隣をキープしてたりとか。
でも、今は俺の彼女。拒否る理由なんてない。
「ご自由にどーぞ」
「え?いいの?じゃあ、遠慮なくっ」
そう言った白石が俺の右腕に自分の腕を絡める。その瞬間、周りの奴らから『おー!』という歓喜が湧いた。
「いやぁ、お父さんは嬉しいぞ!雅紀!」
中園が腕で顔をゴシゴシしながら泣いているフリをする。いや、お前俺の親父じゃねーだろ。


