~Special Short Story~




「花音が良かったら、付き合ってください」


幼なじみの距離で、花音のことを女として意識していたのは俺だけだとしても、この想いは伝えたかった。


たとえ、花音と想いが通じあわなくても。


「……これで分かっただろ。俺の気持ち」


「……」


「花音?」


すると、俯いた花音。


「どうした?お前、調子わりーのか?」


俺の問いかけに、首を横に振る花音。


「じゃあ……」


「……めみたい」


「え?」







「夢みたい」


顔をあげた花音は、涙を浮かべていて。でもすっげー可愛い顔して笑ってた。


どういうことだ?


「あたしも、好き。陽のことが好きなの」


え。


「陽こそ鈍感だよ。陽の部屋に行くのに、どれだけ緊張してたか分かる?陽と同じ部屋にいる時、陽と話をする時にどれだけしんぞーがバクバクしてたか分かる?」


「んなの知らねーよ」


「まぁ、気づいてたら気づいてたで恥ずかしいんだけど」