~Special Short Story~




季節は秋。少し風が冷たく肌寒い季節。ちゃっちゃとゴミ捨てて教室をに帰ろう。そんな事を考えながら足を進めていた。


「そうだ!横田、今日返事もらうんだったよな?」


するとどこからか聞こえてきた声。『横田』と『返事』というワードが聞こえ、俺は足を止めた。


「おう!どんな返事か楽しみだなー」


その声は横田。声が聞こえる方へと近づくと、中庭に横田を含む4人組の男子の姿が見えた。


そうか、まだ花音は返事をしていないってことか。何となくホッとする俺。


「でもよーお前、告白した理由を井上が知ったら傷つくぞ?」


え?


「実はジャンケンに負けて、罰ゲームで告白しましたーなんてバレたらどーすんだよ、お前」


……は?罰ゲーム?


「大丈夫だよ。井上さん、顔赤くして本気で信じてたし気づいてないよ」



─────陽!あたし告白されちゃった!


─────あたしのこと何か言ってた?


─────ねぇ、どうしよう、陽




横田に告白されてからの花音の言葉と顔がどんどん浮かんでくる。