あー自分から話しかけておいて、今更ながら横田に対してイライラしてくる。
何だよコイツ。デレた顔しやがって。
「ふーん。良い返事もらえるといいな」
「まぁな。陽、応援よろしくな」
そのまま先ほどの友達の輪へ戻った横田。先ほどの照れた表情を隠し、笑顔で話に入っていった。
応援とかしねーよ。
そんなことを思いながら席へ戻る。
「よーっす、陽!横田と何の話してたんだー?」
席に着くなり、友達のテツが前の席のイスに座り話しかけてきた。
「ちょっとな」
「何だよー気になるじゃん」
テツの言葉を流しながら、廊下を眺める。俺の席は廊下側だから、廊下を歩く奴の顔が見れる。と、そこへ見覚えのある顔が現れた。
「は、陽!」
コソコソと身を隠しながら、廊下側の窓から顔を出す花音。
「おっ、花音ちゃん」
「やっほー、テツくん」
「……花音、お前何しに来たんだよ」
「ちょっと様子見ー」
あぁ、横田か。


