~Special Short Story~




「もー麻央やめて」


「え?」


「俺、照れる。恥ずかしいからそれ以上はほんっとやめて」


自分の顔が赤くなってんのが分かる。よかった、もう辺りが暗くなっていて。真っ赤な俺を見たら、きっと麻央は吹き出すだろうな。


「たまにはいいじゃん。なかなか素直に言える機会ってないもん」


いや、今日は素直過ぎてるって。


「でも、なおが照れるの嬉しいね」


「俺は恥ずかしいの!」


「だって、今までだっていろんな言葉言われてきたでしょ?」


それは、元カノ……とかの存在を気にしてるってことか?


「高校生が言う言葉にドキドキしてくれてるのかなーなんて」


「ドキドキするに決まってんじゃん」


俺は麻央に向き合う。


「高校生が言うからじゃない。麻央が言うからドキドキすんの。年下とかそういうの関係ない。麻央が俺の彼女だから、俺が麻央のことを好きだから……好きな人から言われる言葉にはドキドキすんだよ」