放課後。校庭の石段に腰掛けて目黒くんの姿を探すあたし。この場所は木陰だし一休みしてる人にでも見えるかな?
「今日もカッコいいなぁ」
練習着の目黒くん。そんな彼と出会ったのは
「うわ、6番じゃん」
げ。ゆっくりと左を向くと香山先輩がいた。ちぇっ、思い出話ができなくなっちゃったよ。
「また香山先輩ですかー?」
「俺もここに用事あんだよ」
……あっそ。
香山先輩があたしと少し間を開けて石段に腰掛ける。
「お前の好きな奴ってどいつ?」
「ほら、あの人です。周りよりちょっと……」
あ、れ?
目黒くんが今話してるマネージャーの女子って、香山先輩の好きな人じゃね!?
「あ?ちょっとなんだよ」
「あ!ちょ、ちょっと身長高くてキラキラしたオーラを持ってる人です!」
動揺して上手く言葉が出てこなかった。そうか、香山先輩も好きな人を見るためにここに来たってわけね。なるほど~。
「そんな奴いるか?」
「い、今マネージャーと話してる人ですっ」
マネージャー=香山先輩の好きな人。


