~Special Short Story~




「ははっ。やっぱり来た」


すると、あたしの目に香山先輩が映った。


「あっ、やっと見つけましたよ!」


「おーご苦労さん」


くー!あたしが来るだろうってことを予想してたことにもムカつく!わざと挑発した伝言をしたわけ!?


「今来たのでバラさないでくださいね!?」


これだけのために来た自分は恥ずかしいけど……目黒くんのことは、バレたくないもん。


「どーしよっかなー」


「あーのーねー……」


「嘘」


そう言って、香山先輩があたしと顔の高さを合わせてきた=ちょい覗き込む感じになってて=上目使いに見えちゃうわけで、ちょっと目のやり場に……


ポンポンッ。


え?





「お前の顔見たかっただけだから」






頭を撫でられて、なぜかドキッとするような笑顔と台詞をくれた香山先輩。あたしは硬直状態。


「あ、あたしの顔?」


「ずっと思ってたんだけど、お前の間抜けな顔見ると笑えんだよ」


は?