~Special Short Story~




翌日。


「はー、着いた!」


私と弥生は、西津高校に来ていた。バスの運行時間の関係もあって、指定された時間よりも早く着いちゃった。


「へー、結構楽しそうだね、模擬店とか」


弥生は通路に出店している模擬店を眺める。たしかに、私の高校よりもいろんなお店あるし、楽しそうだ。


「弥生、模擬店見てみる?」


「ううん、明莉の約束の方が優先だから、あとで見よっかなー」


うわぁ、弥生って可愛い顔してるのにニヤニヤしてるよ。


「さてと、体育館はーっと。あっ、あそこだね」


弥生が指差す方には大きな体育館。2人で足を進めていくと、流れている音楽が聴こえてきた。


「盛り上がってるみたいだね」


「今何してるんだろうね。気になるー」


そう言った弥生は、体育館前にいた案内係の高校生にプログラムをもらいに行った。やれやれ、そう思いながら弥生の元へ行こうとした。


すると、1人の高校生と目が合った。あれ?あのシルバーピアスの人はたしか……あ!昨日挨拶してきた人だ。