「その線は考えてなかったの?」
「か、考えてなくはなかったけど、でももしかしたら、友達になりたいとかかもしれないし!」
「ないない。そうだとしても、友達の線から明莉と仲良くなりたいとして、やっぱり明莉に気があるって言えるね」
そりゃ、もしかしたら私のこと……って考えたりもしたけど、でもそんなわけ無い。
高校生と大学生。
きっと、星村くんからしたら遊びなんだよ。ちょっと暇つぶしにって思って、手紙とか渡してきたんだよ。
でも、その遊びにドキドキしちゃう私がいる。
星村くんのことを気にしちゃう……星村くんのことを考えている私がいる。
「ねぇ、明莉はまんざらでもないんじゃない?」
「え?」
「星村くんのことだよ」
遊びでもいい。
今だけの、一時の暇つぶしてもいい。
「そうだよ。もう、気になっちゃってる」
星村くんのことが頭から離れない。
年下なのに、高校生なのに……出会って5日しか経ってないのに。
朝だけしか、顔を合わせていないのに。


