「あ、血が出てる…二階堂くん救急箱を…」



夏実が私の指をみて驚き信を呼ぶ。



「平気か?!由季?」


「………え?あ、平気」



私はハッとしたように答えた。


「ごめんね…何か」



私は謝った。



「何で謝るんだ?」

「え?だって……」


信はきょとんとしながら私の指にばんそこを指にくくりつける。