「よーし!とりやぁ!」 私は信に水風船を思いっきり投げる。 「うわ!あぶねぇ…じゃあこっちも」 「え?ちょっ、何か怖いんですけど…」 信の目付きが急に代わり私は焦り出すがだか、ここで怖じけちゃいけない。 「とりゃ!」 「キャッ!」 私はすれすれで避ける。 あ、危ない。 私の額から冷や汗が流れる。 「ほらほら、由季ちゃーん、怖いのかなぁ?」 「な!怖くないもん!」 私はムッとしながら信に水風船を投げつけると、信は気づくのが遅かったのか。 「!!………冷た」 見事顔にクリーンヒット。