「「いただきます…」」 二人で朝食を取るのも久し振り。 思わず顔が綻ぶ。 「なーに、ニヤニヤしてるの?」 「だって、久し振りすぎて…嬉しいんだもん」 トーストを頬張りながらニコニコする私に信はコーヒーを飲みながら小さく頷く。 「さて、時間だしそろそろ行くぞ」 「え?あ、待ってよ!」 最後の一口を口に入れて通学鞄を持ち信を追いかける。 そして、通学路の隣に信がいる。 全てが元通り。 正門前に着くと目線先には昌くん達。