「どうせならこの皆で勉強会しよっか♪」 「「「え?」」」 私が嬉しそうに言うと夏実と昌くんと信が固まった。 「でも、どうせなら泊まり込みの方が捗るよね♪」 そこまで言うと信が慌てた様子で私の肩を揺らす。 「由季……お前本気で言ってるの!?」 「?うん。本気だよ?…だって皆優しいもん……」 私がえ?っ的な顔をすると信は諦めたように何にも言わなかった。 「じゃあ泊まり込みの勉強にする?私も由季にちょうど勉強教えてほしかったし…」 夏実が小さく微笑みながら私に聞く。