「え?」 好きって……。恭くんの事、好きだよ? けれど、それって本当の好きでは―――。 「由季」 「は、はぃぃい!」 あまりに考えていたので私は驚いた反応をする。 「ごめんね、冗談だよ…」 恭くんはクスリと笑うとリビングから出ようとした…。 「そろそろ、明日で決着をつけるか…」 こう呟いていたのを私は知らない。 今日は結局それきりだった。