「うんっ、お兄さんみたいだよ…」


「それなら、彼氏の方が嬉しいけど…」



羽柴くんは今度は不満そうに口を尖らせる。



「フフっ…ありがとう羽柴くん、私明日にでも恭くんと話してみる…」


「うん、そうしてみな…応援するよ!」



羽柴くんは元気そうにガッツポーズをする。




明日、恭くんと話をつけよう。
そして、私はちゃんと過去の事に成算をつけよう。


そうして、私は開き教室から出た。