「じゃあ、帰るか!夏実!」 「、何よ……」 私がふて腐れなら琉を見ると琉は 「また、会おうな!」 こう言った。 これが、琉が私に言った中学最後の言葉。 こうして、私達は互いの家に向かって帰った。 次の日…琉は親の都合で学校を転校し由季と恭は別れたまま一言も喋っていない。 『また、会おうな!』 嘘つき……まだ、教えてもらってないわよ…琉の嘘つき…。 こうして、私達の四人の日常は密かに崩れた。