「今日のね、放課後…恭くんと一緒にデートするの」 由季はポツリと話す。 「なら、良かったわね!ふふっ」 久し振りのデートか…恭、やるじゃない! 私はそんなことを、考えながらニコニコとする。 「夏実達のお陰かな」 由季は照れ臭そうに微笑んだ。 こんな感じで今日は時間の流れが早く感じた。 放課後、由季は恭と一緒に帰っていった。 私と琉は放課後カフェでお茶をしていた。 「由季と恭、楽しんでるかなぁ~!ね、琉」 「…………きっと」 琉は間を開けながらいつも通りの笑顔で笑う。