「や、めて?琉くん……わるいのは私だから…」 「でもっ!」 「お願い!」 由季の声で琉は仕方なく頷いた。 「でも、恭には言っとかないと…」 琉はポツッと呟く。 恭の名前を聞いた瞬間由季はビクッとからだを震わせる。 「由季、これだけは恭に言わないと…恭なら分かってくれるよ…」 私の言葉に由季は小さく頷いた。 そして、私と琉の予定はまた改めてになり今日は由季を家まで送ったのだった。