どうして今更なんだろう―――。 今までは何ともなかったのに…。 考えてもしょうがないので私は靴箱で上履きに履き替えて教室へ向かう。 「あ!おはよー由季」 「おはよう由季ちゃん」 教室に入ると夏実と羽柴くんがニコッと私に微笑み掛ける。 なにも知らないって幸せなんだろうな…。 心の隅で私はそう思った。 「おっはよー!由季」 「琉くん……お久し振りだね」 久し振りの琉くんの登場に私は小さく微笑む。