~Side信~ 誰も居ない廊下で足跡が響く。 「由季……」 俺は立ち止まり壁を思いっきり叩いた。 悲惨な音をたてて消えていく。 ”好きだったよ――” なんて、嘘に決まっている。 本当は今でも”好き”なんだよ……。 でも、さすがにあんなのを聞いたらもう、俺でも自信をなくす。 そう、あんなのさえ聞かなければ…… ―――――――――― ――――――― ――――― 「あー、頭痛てぇ」 頭が痛くて自分のベッドでゴロゴロしている俺。 学校は休みにしてもらった。