「そっかぁー…よく、言われる♪」



そう言って昌くんはまたクスクスと微笑む。
その場にいた全員が苦笑い。




「ぁ、夏実もごめんね…無理いって…」



「あーいいのいいの…そんなの…私は由季が幸せならそれでいいから♪」



夏実はにかっと微笑んだ。




私も小さく微笑む。




「最後の修学旅行終わりだな…もう、明日でおさらばだ」




そこで羽柴くんが呟くと、皆が頷く。