「由季~どうしたの?もうっ今日で修学旅行最後なんだから楽しもうよ!」 「ん?あ、そうだね」 「そうこなくっちゃ!ねぇ二人は――」 ただいま班員で行動しているなか私はため息をつく。 “俺と…付き合ってほしいんだよね“ 恭くんのあの言葉を聞いて私は全く持って恭くんが何をしたいのか分からなくなってきた。 あれから私は返答に困り…取り合えずまた新たにメールアドレスを交換して……。 「分かんない…」 私は空を見上げて呟いた。