「ほら、着いたよ…ここなら話せる…」



恭くんが連れてきたのは何処かの広場…。
ベンチに腰を掛けて恭くんは名残惜しそうに景色を眺める。




「座れよ…」


恭くんはベンチの隣をポンポンと叩く。
私は警戒しつつも少し離れたところに座った。




「なぁ由季…どうして俺があんな別れかたしたか知りたい?」



「え?」




恭くんの言葉に私は少し動揺する。